top of page

ブログ 〜出を待つ深窓の佳人〜

【週刊】圃場内の様子(1/20撮影)

  • 執筆者の写真: kakoenaichi
    kakoenaichi
  • 2024年1月21日
  • 読了時間: 2分

ちょうど今はオランダ産の抑制の晩生品種と、南半球の促生栽培の切れ目なので出荷量はピーク時に比べてかなり少ないです。


来週•再来週ごろから南半球はOT品種が出始めるかな?というスケジュール感なのでそちらに関しては追ってご報告致します。


LAも今は出荷少なめですが、シーズン通して市場や産直売り場には出荷しております、こちらも重ねてご報告したいと思います。



さて、今週は圃場内で咲いていたこんなヘンテコなユリのご紹介です。

それがこちら!



よく見るといつものユリと異なる点があります。まずは画面の左側の花です。

•花弁が3枚しかない(通常は6枚)

•雄蕊が4本しかない(通常は6本)

•雌蕊が顕著に退化している


また、見にくいですが画面の右側も変わっています。

•花弁が4枚しかない

•花弁の着色が薄い


これはいわゆる変異体と呼ばれるもので、通常品種に遺伝子レベルでちょっとした変異が起きると、見た目に影響が出る場合があります。花弁の着色不良はたまに他品種で生じることもありますが、1つの球根から複数の変異が生じるのは珍しい方だと思います。


そしてその変異体から生まれてきたのが八重咲き品種です。変異体が生じた球根は、しばしば品種改良の材料として使われることがあり、言ってしまえば変異体は品種改良の"タネ"という訳です。


なかなか、奥深い世界だなとつくづく感じますね。


それでは、また〜!

Comments


花好園
  • Youtube
  • alt.text.label.Instagram
  • alt.text.label.Facebook
  • alt.text.label.Twitter

花好園/Japanese Cutting-Flower Farmer

©2024 花好園/Japanese Cutting-Flower Farmer

bottom of page