【ニュース】◯◯農業論は正しいのか?
- kakoenaichi
- 2023年12月27日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年1月10日
巷で(主にネットで)農業とはこうあるべきだ、という持論が展開されている場合がありますよね。
分かりやすい例でいくとこんな感じ
•これからは法人化した大規模経営体でないと生き残れない
•市場出荷よりも価格決定権が自分にある直販やネット販売の方がいい
•減農薬、有機栽培の方が付加価値が高い
•農業とは日本の食産業を支える基盤である
これらが間違っている訳ではないですが、それだけが農業とも限らないぞと言いたいです。
まず、生産者の多くは稲作や穀物、果菜類、果樹の栽培をしているため農業は食に関わる産業だという意識が強いです。
一方で私たちのような切花農家は食産業には一才影響を与えていません。
また、確かに価格決定権が全て自分にある方が経営面で有利なのは確かです。ただ、だからと言って市場出荷が悪いとも言えず、規格に沿った栽培ができているという栽培技術の指標にもなります。
経営規模についても、これから農業従事者が減少しても産出額の大半は大規模農家がになっているから問題がないという意見もかなりあります。マクロの観点だと確かにそうですが、じゃあそれで地域社会が回っているのかと言われればそれは別問題です。
何が言いたいかというと、いわゆる農業論は正しい側面もありますがあくまで一部について言及してるに過ぎないということを理解して頂きたいです。
私だって畜産関係は全く分かりませんし、北海道のような大規模経営体が多い地域と面積が小さい農家では意見は必ず異なるはずです。
なので、私もですがなるべく多くの情報を取り入れながら農業は勉強していかないといけないな、と思っております。
それでは、また〜!
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