【話題】ブロッコリーが指定野菜へ、その影響は?
- kakoenaichi
- 2024年1月25日
- 読了時間: 2分
数日前のニュースで、急にブロッコリーが話題になっていて驚いた方も多いのではないでしょうか?
農林水産省がブロッコリーを指定野菜に追加、令和8年から変更されるようです。
NHKの記事はこちらからご覧ください。
さて、要するに格上げです。政府がブロッコリーを国民の生活にとって重要な存在だと位置付けたという意味だと捉えてください。
そもそも指定野菜ってなんですか?という方も多いかと思います。指定野菜とは、野菜生産出荷安定法という1968年に制定された法律により指定された野菜のことを言います。芸能界で例えると、昔のAKBの神7みたいな感じです。
指定野菜にはトマトやナス、キャベツなど王道野菜が立ち並んでいます。指定野菜にする意義とは、消費者への安定供給及び農家の経営健全化につきます。
前者に関しては、指定産地では出荷量の過半数以上を特定の地域に出荷する義務があります。これによって、全国的に需要に応じた供給がなされるという訳です。
また後者に関しては豊作で市場価格が暴落した際に、農家への補助金が支給されます。いわゆるゲタ政策のようなもので賛否はあるかと思いますが、経営の下振れが起きにくくなり農家としてもメリットがあります。
もちろん指定野菜の野菜が大事でない、という訳ではありません。ただ生産量•出荷量として指定野菜は野菜の8割以上を占めており、これらが安定供給できないと国民の食生活にかなり影響が出てしまいます。
そして農家の減少に伴い野菜の出荷量が年々減少傾向にあるにも関わらず、ブロッコリーだけはむしろ出荷量が増えています。
国民の消費量が増えたと言って仕舞えばそれまでですが、恐らくこの方の思いが伝わったのではないでしょうか??
それでは、また〜!
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