【理論】なぜ北海道はじゃがいもが有名なのか?
- kakoenaichi
- 2024年2月2日
- 読了時間: 2分
スーパーに行くと野菜の品名と同時に産地も表示されていますよね。
例えばジャガイモを買うとします。産地ってなんか北海道のものが多いですよね。
ミニトマトだと熊本、みかんは和歌山、レタスは長野、キュウリは高知などなど。
農産物って地域ごとに特産とされる作物が異なるのお気づきでしょうか?これ当たり前のように感じている方も、なぜこうなっているか理論的に説明できる人いますか?だって北海道産の桃とかあまりスーパーで見かけないじゃないですか。
これを説明するために理解しておく必要があるのが、作物には適地適作という原理があるということ。簡単に説明すると土地柄にあった作物があるということです。
例えば北海道の場合、比較的寒くて広大な土地があります。ジャガイモの原産はアンデス地域と呼ばれる、標高3千メートルほどの寒い地域です。そのため、北海道の気候に適しているということです。
我々が作っているユリも同じことが言えます。愛知県はそこまでユリの生産は有名ではありませんが、花好園がある愛西市は蓮根で有名になる程田んぼが多くあります。また海抜0メートルと低く、比較的湿った土壌が特徴です。この特徴が、球根栽培が盛んなオランダと類似しており、栽培に適しているというわけです。
ただ、最近の気候変動でこの適地適作も変化しつつあります。例えば今まで栽培できていた作物が、高温により着花不良で実がならないということも起こってきます。逆に今まで温暖地域でしか栽培できなかったり作物が東北でも栽培できたりと、こういう変化もあります。
こういった観点で見ると、スーパーの野菜コーナーで見かける産地表示も面白くなるかもしれません。
それでは、また〜!
Commentaires