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ブログ 〜出を待つ深窓の佳人〜

【洋花】胡蝶蘭はなぜ高額なのか?

  • 執筆者の写真: kakoenaichi
    kakoenaichi
  • 2024年2月22日
  • 読了時間: 2分

これからの時期、卒業式や入学式などイベントが増える季節になります。そういったお祝いの場面だと、花を渡したり飾ったりするのが定番ですよね。


学校以外の場面でも、新たなお店がオープンしたり、選挙で当選したりと嬉しいことやそうでないことも含めて、人々の生活にはいつも花があります。


そんな花ですが、花屋さんに行くとやたらと単価が高い鉢物が置いてありませんか?


そう、胡蝶蘭です。

驚くことなかれ、高いものだと1鉢で1万円以上するものだってあります。というか大体それぐらいの値段でびっくりしてしまいますよね。



では、なぜここまで値段が高いのでしょう?


学生時代に胡蝶蘭の研究を3年間やってきてた私が、自分なりに解説していこうと思います。

主な理由は3つあります。


  1. そもそも苗自体が高い

  2. 栽培にエネルギーコストがかかる

  3. 綺麗に仕立てるためには熟練の技術が必要


1に関して、胡蝶蘭を日本で栽培する際には苗を台湾などの東南アジアから輸入する必要があります。私が学生の頃苗を購入していた時の単価が1,000円以上はあったと記憶しています。


2に関して、施設で栽培するので動力光熱費や電気代かかなりくいます。最近は何かと値上がりなので、余計に栽培コストがかかります。


そして3が1番難しいと実際に栽培して感じました。素人がやるとなかなかお店に売られてるように綺麗に枝を垂れ下げることができないんですよね。あの角度といい、あの間隔といい...

支柱を使っているから誰でもできる、という訳ではありません。お店で見かける胡蝶蘭は熟練生産者の努力の賜物なのです。



そう考えると、胡蝶蘭が高額なのも納得いきそうですね。


それでは、また〜!

 
 
 

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