【挑戦】圃場占有期間を上手く調整したい
- kakoenaichi
- 2024年4月22日
- 読了時間: 2分
昨今の物価高騰や円安によってみなさんの生活にも色々影響出てるのではないでしょうか?
ユリ農家も資材や肥料価格が年々上がっていて、農業経営に大きな打撃を受けています。うちだけかな?
そして、1番影響を食らっているのが燃料費の高騰です。ユリは本来夏に咲く植物なので、冬場や年末年始の栽培には暖房を使用して温度を上げる必要があります。
その暖房の燃料として重油を使用していますが、ここ数年重油価格か上がった状態のままです。暖房はヒートポンプ(電気で動きます)を使うという手もありますが、結局馬力がある重油の方が冬場は効きがよいので、しばらくは重油価格の影響を受ける状態が続くと思います。
そこで、いかに燃料費の値上げに対応するかという課題の対応策の一つとして、作付けの1作ごとの圃場占有期間を減らすことが考えられます。
分かりやすく説明すると、球根を植えてから収穫するまでの期間を短くということです。こうする事で、ユリ一本辺りの暖房費を減らすことができます。
じゃあ、単純に生育期間が短い品種だけを育てればいいのでは?と思うかもしれませんが、それで全てが解決するわけでもありません。
例えば、ハウス内の1品種だけまだ収穫前なのに他の品種は全て収穫が終わっている、という状況だとハウスの暖房費自体は出荷本数に限らず一定なので、残る一品種にかかるユリ1本辺りの暖房費が高くなりますよね。
なので、上手く栽培実績のデータと業者の試験圃場のデータを組み合わせてユリ一本にかかる暖房費を極力減らせないか?といま取り組んでいます。
なかなか市場価格が上向く感じもしないので、コストをおさえて利益率を向上させるしかないですよね。それが大変なんですけどね。、
それでは、また〜!
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